転移分析は精神分析プロセスの要石であり,精神分析を他の治療法からもっとも明確に区別するものです。その重要性
は学派を超えて共有されています。しかし転移分析の技法に関しては,議論の分かれるところです。転移分析は解釈だけをもって行うべきものなのか,あるいは関係性の提供を要するのか,それともそのどちらとも異なる道があり得るのか―本セミナーではこの問題について改めて考えてみたいと思います。
参考図書:吾妻壮著 精神分析における関係性理論:その源流と展開 2016年 誠信書房
ブロンバーグ著 関係するこころ:外傷、癒し、成長の交わるところ 吾妻壮、岸本寛史、山愛美訳 2014年 誠信書房
23(日) 2018年09月 症例検討会 講義 |
精神分析セミナー 転移の理解と解釈②解釈か関係か―関係論の視座から 講師:吾妻壮先生 |
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