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神戸の精神分析セミナー、文献講読、症例検討会を実施しています

神戸の精神分析セミナー、
文献講読、症例検討会を実施しています

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精神分析研究会・神戸について

About Us

生き生きとした臨床的、学問的交流の場に是非、ご参加ください。

分析者Bionは、「健康な心的成長は、生体が食物に依存するように真実に依存する」と述べました。臨床現場の困難な問いかけに対して、分析者が内的作業を通して真実を求めてきたことの集積は、精神分析的アプローチに新しい成長をもたらし続けています。

精神分析研究会・神戸は、日本精神分析学会の認定を受けた、関西で最も長い歴史を持つ精神分析セミナーです。
初めて精神分析的アプローチを学ぶ方から高い専門性を身につけたい方まで、それぞれのニーズにかなうプログラムを準備しています。生き生きとした臨床的、学問的交流の場に是非、ご参加ください。

精神分析的な臨床実践に必要な学びとは

精神分析的な臨床実践には,知的な学習と,体験的な学習が必要だと言われています。

精神分析研究会・神戸では,知的学習として,幅広い理論や技法に触れるための系統講義,重要論文を精読する文献講読という2つのプログラムを用意しています。

体験的学習としては,事例の検討が中心となります。多様な事例に触れることのできるセミナーの症例検討と,少人数でのグループスーパービジョンがあります。

2020年度講義テーマと内容

小林俊三先生
精神科医
小林メンタルクリニック

講義テーマ「精神分析的精神療法の治療作用:基礎的総論」
精神分析的精神療法はどのようにして治療的であるのでしょうか。この問いに、フロイト、クライン、ビオンに至る流れから、基礎的な論点を踏まえながら迫りたいと思います。

飛谷 渉先生
精神科医
大阪教育大学保健センター

講義テーマ「ビオンのコンテイニング理論:その深さと広がり」
本講では、激変するコミュニケーション様式に応じて変化してきている現代の子どもや若者のパーソナリティのインフラ構造を理解するにあたって有用な精神分析概念「ビオンのコンテイニング理論」を紹介し、その精神療法臨床に対する有用性を検討します。

福本 修先生
精神科医
代官山心理・分析オフィス

講義テーマ「精神分析から見た成人の自閉スペクトラム・ADHD」
精神分析的なアプローチとは、内省と相互理解・関係性の振り返りを軸とする点で、自閉スペクトラム傾向の人たちには困難があります。しかし設定の中で面接を続けることで、独自の理解ももたらされています。講義では、この領域の歴史的展開と現況についてお話します。

【参考論文】:福本 修:精神神経誌掲載予定の総説 福本 修:「猫を抱いて象と泳げ 盤下の世界との共生可能性」(鈴木國文他編「発達障害の精神病理1」星和書店)【参考図書】福本・平井編『精神分析から見た成人の自閉スペクトラム』

高野 晶先生
精神科医
心の杜・新宿クリニック

講義テーマ「週1回のサイコセラピー:洞察から支持まで」
週1回の構造化された精神分析的精神療法は、精神医学臨床の中でも有用性と現実性をもちうる治療形態ですが、洞察から支持までのスペクトラムを患者の病態に即して適用することについて理論的・実践的に講義します。

   

【参考図書】:週1回のサイコセラピー序説~精神分析からの贈り物(北山 修 監修 高野 晶 編著/創元社】

吾妻 壮先生
精神科医・臨床心理士
上智大学

講義テーマ「外傷と解離」
前年の講義では、外傷論の基本から始まり現代の外傷論に至る流れを概観しました。今年は、関係学派の代表的論客であるジェシカ・ベンジャミンの仕事を参照しながら、あらためて外傷と解離について論じます。

【参考図書】関係するこころ:外傷、癒し、成長の交わるところ P.M.ブロンバーグ著、吾妻 壮、岸本寛史、山 愛美 訳、誠信書房 2014 精神分析における解離とエナクトメント:対人関係精神分析の核心 D.B.スターン著、一丸藤太郎、小松貴広 訳 創元社 2014 精神分析の諸相:多様性の臨床に向かって 吾妻 壮著 金剛出版 2019

平井正三先生
臨床心理士
御池心理療法センター

講義テーマ「解離と自閉のポスト・エディプス心性ーバベルの塔から天空の城ラピュタへ」
本講義では、現代的な臨床課題である解離と自閉について理解していく鍵としてポスト・エディプス心性における自己愛を論じます。エディプス心性における自己愛の問題を表現する「バベルの塔の神話」と対比して「天空の城ラピュタ」を取り上げて、ポスト・エディプス心性における自己愛について考えていきます。

皆川英明先生
精神科医
広島市精神保健福祉センター

講義テーマ「シュタイナーの『見ることと見られること』」
Steinerの「見ることと見られること」は、心的退避の世界から出てくる際の患者の体験を恥や屈辱などの情緒に焦点を当てて詳述した、病理的組織化の各論的研究です。当日は同書に基づき、重症例へのアプローチについて解説します。

     

【参考図書】見ることと見られること:「こころの退避」から「恥」の精神分析へ(ジョン・シュタイナー著、衣笠隆幸監訳、浅田義孝訳、岩崎学術出版社

横井公一先生
精神科医・臨床心理士
浜寺病院

講義テーマ「相互性・関係性・主観性:Lewis Aronの思想と感性」
関係精神分析が切り開いてきた相互性の理解は、デジタル・ネイティブ時代の臨床を考える上で、どのような貢献ができるのでしょうか。本講義では、関係論者のひとりであるルイス・アロンの仕事をもとに考えてみます。

 

【参考図書】A Meeting of Minds : Mutuality in Psychoanalysis by Lewis Aron(邦訳刊行予定)

   

松木邦裕先生
精神科医
精神分析オフィス

講義テーマ「転移再考:精神分析の中心概念について」
精神分析療法の要諦は、転移の理解と取り扱いにあります。転移は患者さんによって語り表されるだけでなく、面接場面の全体状況に表し出されます。その中に転移対象として居ながら、私たちはその転移現象を観察し伝えます。

仙道由香先生
臨床心理士
新大阪心理療法オフィス

講義テーマ「アセスメント・コンサルテーション入門」
今その患者に対し何らかの心理療法が利益を提供しそうか、どこで誰がおこなうどんな心理療法が最適そうかを患者・治療者・治療現場それぞれの限界を踏まえつつ、患者と治療者が話し合い検討するアセスメント・コンサルテーションについてお話しします。

【参考図書】仙道由香(2019)心理療法に先立つアセスメント・コンサルテーション入門 誠信書房

  

沿 革

1986年

関西精神療法研究会(KSK)の立ち上げ

小林和(精療クリニック小林院長,第47回日本精神分析学会実行委員長)が関西初の精神分析セミナーである「関西精神療法研究会(KSK)」を立ち上げた。

第1回講師は西園昌久,第2回は小此木啓吾であった。参加者は最多で150人を数え,関西地区における精神分析のリーダーを多数輩出する母胎となった。

1999年

精神分析研究会・神戸 発足

関西精神療法研究会と神戸大学および兵庫教育大学の精神分析研究グループが合併し,「精神分析研究会・神戸」が発足した。

2013年~現在

小林俊三が研究会代表に就任

研究会代表が小林和から小林俊三
(小林メンタルクリニック)に交代して現在に至る。

運営委員:
小林俊三(代表)

櫻井興平 辻河昌登( 留学中) 飛谷渉 馬場天信 星野修一
松本よし子  守田敦子 衣笠隆幸(運営顧問)