Rosenfeldは,病理的自己愛をリビドー的自己愛と破壊的自己愛に分類しました。破壊的自己愛は,破壊的な自己の部
分を万能的に理想化し,対象の良い部分や良い対象を希求する依存的な自己の部分を攻撃します。これは無意識的幻想では理想化されたギャングやマフィアとして現れ,パーソナリティの残りの部分を制圧して支配します。彼の考えは
Steinerの病理的組織化に大きな影響を与えました。当日はこれらを中心に,クライン派におけるパーソナリティ構造論を概説します。
08(日) 2018年07月 症例検討会 講義 |
精神分析セミナー ナルシシズム論の現在―Rosenfeld からSteinerへ 講師:皆川英明先生 |
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