精神分析的心理療法がいかにして治療的でありうるのかという問いはその実践者にとって最も重要な問いであり続けています。現代クライン派精神分析においては,この問いへの答えは,ストレイチーの変容惹起性解釈論文を軸に展開してきています。本講義では,そうした議論を踏まえつつ,週1回の精神分析的心理療法の実際において、どのようなセラピストの関わりが治療的であるか検討していきたいと思います。
09(日) 2018年12月 症例検討会 講義 |
オープンセミナー 精神分析的心理療法における治療作用 講師:平井正三先生 |
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