アントニーノ・フェロ著
「物語と治療としての精神分析」(金剛出版)
内容: 著者はイタリアとアメリカの精神分析協会における訓練分析家、並びにIPAの訓練分析家であり、2013年から2017年までイタリア精神分析協会の会長を務めていました。彼は、バランジェ夫妻が提唱した「二者的フィールド理論」と後期ビオンの影響のもと、「ビオニアン・フィールド理論」を打ち立てました。後期ビオンは治療者と患者の二者関係を超えた何かが真の変化を起こすと考えていましたが、このような考え方を理解する上でも無視できない著作となっています。
対象: 医師、臨床心理士、公認心理師、臨床心理系大学院生。テキストを読んで参加し、年1回程度レジュメ作成・発表を担当できる方。なお、「精神分析研究会・神戸」入会者を優先いたします。



