フェルドマンは,ジョゼフとローゼンフェルドの流れをくむロンドンの分析家で,クライン派における技法の推進者と
して名高い。本講では,面接室での「いまここ」で刻々と流転する分析的接触と,それを反故にする病理的平衡維持活性に治療者が巻き込まれる様子を捉え,その流動する位置から全体状況を理解する彼の技法を紹介し,その歴史的位置づけを明確にするとともに,その現代の精神分析技法における意義について探究します。
23(日) 2018年09月 症例検討会 講義 |
精神分析セミナー 転移の理解と解釈③転移解釈におけるマイケル・フェルドマンの貢献 講師:飛谷渉先生 |
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